アクセス編の続きです。今回は泊まった宿、ホテルサンバレー那須の話を。
夏休みの真っ最中、おそらく満室に近い状態。それでも快適に過ごせたので、何が良かったのかを書いておきます。

▲泊まったのはフォレストヴィラ館。紫陽花が咲いていました。
オールインクルーシブが想像以上に良かった
今回のプランはオールインクルーシブ。食事だけでなく、飲み物や夜食まで宿泊料金に含まれています。
正直に言うと、予約したときは「本当にお得なのかな」と半信半疑でした。でも実際に泊まってみて、これは価値があると思いました。
お酒を飲む人にはかなりお得
まず単純に、お酒が飲み放題なのが大きい。旅先で飲むと、あっという間に金額が積み上がりますよね。それが含まれているので、気兼ねなく楽しめます。
我が家はお酒を飲まないのですが、それでも損した気分にはなりませんでした。ジュース類も充実しているので、子どもたちも喜んで飲んでいましたし。
乳児連れのグループが多かった理由
館内を歩いていて気づいたのが、赤ちゃん連れの家族がとても多いこと。
その理由が、泊まってみて分かりました。つまみや飲み物を、部屋に持ち込めるんです。
小さい子がいると、レストランに長居できません。子どもが飽きたり、ぐずったりして、大人はゆっくり食べられない。でも部屋に持ち帰れるなら、子どもが寝たあとに、部屋で落ち着いて飲み食いできる。
これは本当にありがたい仕組みだと思います。乳児連れの旅行を考えている方には、かなり向いている宿かもしれません。
食事で当たりだったもの
食事はバイキング形式。中でも印象に残ったものを3つ。
夕食のカニ。これが本当に身がぎっしり入っていて、おいしかった。……のですが、子どもたちが「剥いて」と言うので、私は終始カニと格闘していました。自分はほとんど食べていない気がします。カニ食べ放題は、親にとっては修行かもしれません。
朝食のめひかりの干物。これが絶品でした。焼き加減が最高で、身がふっくら。普段うちの子たちが干物を食べないので、我が家に干物との縁がないんですよね。だから余計に新鮮に感じたのかもしれません。
夜食のお茶漬け。夜食まで用意されているのですが、正直「お茶漬けの素でも置いてあるのかな」くらいに思っていました。ところが行ってみると、ちゃんと出汁が用意されている。これがおいしくて、うれしい誤算でした。
水分の心配がいらない、という快適さ
これは泊まってみて初めて実感したことなのですが、館内のどこにいても飲み物に困らないんです。
まず部屋にお水が4本。これだけでもありがたいのですが、それだけではありません。
お風呂とプールの更衣室に給茶機があって、水とスポーツドリンクが飲めるようになっています。しかも、飲みたいと思うまさにそのタイミングで置いてある。プールで遊んだあと、お風呂上がり、汗をかいたあと——「分かってる」配置でした。
子連れ旅行って、水分の管理が地味に大変です。ペットボトルを買い込んで持ち歩いて、なくなったらまた探して。夏場は特に。それが丸ごと不要になるのは、荷物も手間も減って助かりました。
お風呂が複数あって、使い分けられる
この宿の隠れた魅力が、お風呂がいくつもあって、時間帯や目的で使い分けられることです。スーパー銭湯好きの私には、たまらない環境でした。

▲敷地が広く、複数の館に分かれています。お風呂もそれぞれにあります。
フォレストヴィラの露天風呂
1日目の夜に入ったのが、宿泊した館の大浴場「森の湯」。岩や滝を思わせる造りの露天風呂で、雰囲気がとても良かったです。
ただ、娘が大興奮。泳ぎ出しそうな勢いで、こちらはゆっくり浸かるどころではありませんでした(笑)。景色は良かったので、朝の空いている時間ならのんびりできそうです。
朝風呂は別館のヒノキの湯へ
私は朝の時間がゴールデンタイムです。娘が生まれた頃からの習慣で、家族が起きてくる前の早朝が、いちばん自分らしくいられる時間。
旅先でもそれは同じで、今回いちばんの楽しみが朝風呂でした。
前夜の露天風呂も良かったのですが、ゆっくり入りたかったので、別館のヒノキの湯まで足を伸ばすことに。これが大正解でした。
ヒノキの浴槽の内湯に、外湯が3つほど。朝の自然を眺めながら、ゆーっくり浸かる。久々ののんびり湯でした。
朝風呂の狙い目は5時半過ぎ
ここで、時間帯についての発見を。
大浴場は朝5時から開いています。行ってみて分かったのですが、この時間帯には早起きの小さいお子さんとお母さん、あるいはおばあちゃんという組み合わせが何組かいらっしゃいました。
私が行ったのは5時半過ぎ。ちょうどその方たちが上がったタイミングだったようで、数人だけの、ほぼ貸切状態でした。
5時に開いて、早起きの子連れが最初に来る。その波が引いた5時半過ぎが狙い目——というのが、私なりの結論です。
プールから直行できる内湯も
もうひとつ面白かったのが、アクア・ヴィーナスという施設。おそらく館内で一番新しい建物です。
ここはプールの更衣室から直接、内湯に入れるんです。プールで冷えた体をそのまま温められるし、着替えの手間も減る。子連れだと、濡れた水着のまま移動するのが地味に大変なので、この動線はありがたい。
しかもその内湯から、本館の露天風呂へもアクセスできる。館内でお風呂めぐりができる感じで、これは面白かったです。

▲プールと内湯がつながっているアクア・ヴィーナス。
プールが子連れに優しかった
夏休み期間限定で、ガーデンプールが開いています。
温水ジャグジーが救世主
プール自体は温水ではありません。でも、プールサイドに温水のジャグジーがいくつかあるんです。
これが本当に良かった。冷えたらジャグジーで温まって、またプールへ。これを繰り返せるので、体がとてもラクでした。
子どもって、放っておくと唇が紫になるまで遊び続けるじゃないですか。親が「そろそろ上がろう」と止めないといけない。でもジャグジーがあると、自然に休憩が入るんです。子どもも親も、無理なく長く遊べる仕組みでした。
プールデビューの赤ちゃんも
印象的だったのが、おそらくプールデビューであろう1歳前後のお子さん。
冷たいプールは、小さい子には怖いですよね。でもその子は、温かいジャグジーで小さな浮き輪に乗って、ぷかぷか浮いていました。
大人にとっては「冷えたら温まる場所」でも、小さい子にとっては、そこが唯一遊べる場所になる。乳児連れの家族が多かったことと、これもつながっているのかもしれません。
浮き輪の空気入れはプールサイドに
これは知らないと損する情報です。
更衣室には空気入れ(ポンプ)がありません。娘と「自力で膨らませるしかないか…」とブツブツ言っていたら、引き上げてきた他のお客さんが「プールサイドに電動のがありますよ」と教えてくれました。
ありがたい。電動ポンプはプールサイドに設置されています。更衣室で必死に息を吹き込む前に、ぜひ知っておいてください。
日差しに身構えなくてよかった
たまたまかもしれませんが、これも良かった点。
山の天気は変わりやすいので、日が陰ったり出たりを繰り返すんです。おかげで、日差しに身構えなくてよかった。
東京の晴れた日にプールへ行くと、照り返しがきつくて、日焼け止めを塗り直して、日陰を探して…と、親は消耗します。それがなかったのは、高原ならではかもしれません。
館内移動のシャトルがあります
これも知っておくと便利な情報。
施設内をシャトルで移動できるんです。私たちはプールや別館のお風呂へ行くのに歩きましたが、フロントに頼むと呼んでもらえるとのこと。
サンバレー那須は複数の館に分かれていて、山の中にあるので高低差もあります。健脚な人には不要でも、足の悪い方、ベビーカー連れ、そして大雨のときには、かなり助かるはずです。
歩いてから知ったので、次に行くときは使おうと思います。
繁忙期なのに、対応が雑にならない
最後に、いちばん感心したことを。
夏休みの初旬で、おそらく満室に近い状態。スタッフの方もキャパオーバー気味に見えました。外国人スタッフの方も多く、シニア世代と思われる方も。NOZARUでは「今日が初出勤なんです」という大学生スタッフにも会いました。
こういう時期って、どうしても対応が流れ作業になりがちです。でも今回、雑だと感じる場面がまったくありませんでした。初出勤の学生さんも、対応がきちんとしていて「初日感」がない。
象徴的だったのが、こんな出来事。
チェックインのとき、スタッフの方がナイトサファリの出発時刻を間違えて伝えたんです。実際は30分後で、こちらは何も困りませんでした。
ところが翌朝、たまたま話す機会があったときに、そのことを覚えていて触れてくださったんです。実害もなかったし、忙しいなかで一度伝え間違えたことなんて、普通は忘れてしまいます。それを覚えている。
こういう積み重ねが、「快適だったな」という印象につながっているのだと思います。
まとめ
ホテルサンバレー那須に泊まって良かった点を整理します。
- オールインクルーシブは、お酒を飲む人には特にお得。飲まなくてもジュースが充実
- つまみ・飲み物を部屋に持ち込める → 乳児連れの家族に向いている
- 食事の当たり:カニ(ただし親は剥き係)、めひかりの干物、出汁つきの夜食のお茶漬け
- 部屋にお水4本+更衣室に給茶機。水分の心配がいらない
- お風呂が複数あって使い分けられる。朝風呂は5時から、5時半過ぎが狙い目
- プールの更衣室から直で内湯へ。そこから本館露天へも回遊できる
- プールは温水ではないが、プールサイドの温水ジャグジーで体がラク
- 浮き輪の電動ポンプはプールサイド(更衣室にはない)
- 館内シャトルはフロントに頼めば呼んでもらえる
- 繁忙期でも対応が丁寧だった
「山の中の大きなリゾート」というイメージでしたが、実際は細かいところに気が配られている宿でした。
このシリーズの記事
- 計画編(出発前に立てた計画)
- アクセス編(送迎バス・タクシー・持ち物)
- 宿泊レポ(この記事)
- ナイトサファリ(エサ1,000円は必須でした)
- NOZARU/KOZARU(親はリタイヤして撮影係に)
次はナイトサファリの話を書きます。それでは、よい旅を!
※情報は2026年時点のものです。プランの内容・営業時間・施設の状況は変わることがあるので、ご予約の際は必ず公式サイトでご確認ください。


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