那須旅行のいちばんの目的が、ナイトサファリでした。
那須サファリパークが夜に開催しているもので、泊まったホテルのプランに入場料とバス代が含まれていたので、これを目当てに宿を選んだようなものです。
結論から言うと、想像を超えて楽しかった。特に、行く前に「高いなあ」と思っていたあるものが、実は必須でした。その話を書きます。
ホテルから、乗り換え1回で
まず動線から。
ホテルの前からバスが出発します。サファリパークに着くと、そこは駐車場。すぐわきに停まっているサファリバスに乗り換えて、いよいよ出発です。
乗り換えは1回だけで、迷う要素はありませんでした。子連れでも安心です。
エサ1,000円は高い。でも必須でした
さて、ここからが本題です。
サファリバスに乗る前に、動物のエサが1,000円で販売されています。
正直に言うと、「高ーい」と思いました。エサに1,000円。しかも子どもが2人いるので、それぞれに買えば2,000円です。

▲中身はこんな感じ。紙袋にペレットと大きなビスケットが入っています。
運転手さんの、絶妙な伝え方
実は、この件について、行きのホテルのバスの中で運転手さんがこんなことを言っていたんです。
「エサが1,000円で売っているんですけどね。私は正直、高いと思います。でも、みなさん良かったって言いますよ」
この言い方、すごく信頼できると思いませんか。売り込みではなく、自分も高いと思っていることを正直に認めたうえで、実際の評判を伝えてくれる。押しつけがましくないのに、ちゃんと背中を押してくれる伝え方でした。
結果、買ってよかった
そして実際に体験して、私も同じ結論に至りました。エサは必須です。
理由はシンプルで、あるのとないのとでは、動物との距離感と迫力がまるで違うから。
エサを持っていると、動物たちがバスのすぐそばまでやってきてくれるんです。金網越しに、手が届きそうな距離。子どもたちは大興奮でしたし、私も大興奮でした。
子ども2人にそれぞれ買って、正解でした。1つを分け合うより、それぞれが持っていた方が、待たずにあげられます。
キリンの目が、美しかった
いちばん心に残っているのが、キリンです。
あんなに近くでキリンの顔を見たのは、最初で最後だと思います。長いまつげと、大きな瞳。目が澄んでいて、美しかった。

▲窓のすぐ向こうまで来てくれます。この距離感は、エサがあってこそ。
写真では伝わらないかもしれませんが、あの距離感は本当に特別でした。1,000円の価値は、この一瞬で十分にありました。
ちなみに、夜のサファリは写真が難しいです。暗いうえにバスが動くので、どうしてもブレてしまう。写真より肉眼で楽しむ場所だと割り切った方がいいかもしれません。
運営の質が、とにかく高い
体験しながら「これはすごいな」と思ったのが、全員が楽しめるように設計されていることです。
運転手さんの技術
餌やりのポイントは、コースの中に複数あります。そしてほとんどのポイントで、バスの左右どちらに座っていても同じ体験ができるよう、運転手さんが調整してくれるんです。
たとえばキリン。2頭が左右に1頭ずつ配置されるようになっていました。しかも最初は片側に2頭いたのに、餌やりのタイミングで、自然に1頭が反対側へ回るように仕向けてくれたように感じました。動物に命令はできないので、餌の出し方や位置で誘導しているのだと思います。
前後の位置も同じで、バスをゆっくり動かして、後ろの席の人にも動物が来るように調整してくれる。
地上のスタッフも連携している
さらに、グラウンドのスタッフの方がスポットごとに待機していました。
つまり、バスの運転手さんだけでなく、地上のスタッフと連携して、全員が楽しめる体制を組んでいるわけです。乗っている側は「なんとなくうまく見られたな」で終わりがちですが、その裏にはきちんとした設計がある。
これは自家用車で入ったのでは、絶対にできない体験だと思いました。マイカーで入れるサファリパークも多いですが、バスにはバスの価値があります。
ゾウだけは右側でした
ひとつだけ、気づいたことを。
最後のゾウは、2頭とも右側だけでした。たまたまなのか、ゾウの小屋の配置の問題なのかは分かりません。ただ、私が行ったときはそうでした。
ゾウを近くで見たい方は、頭の片隅に置いておくといいかもしれません。
座席の配慮に、あとで気づいた
もうひとつ、後から「そういうことだったのか」と気づいたことがあります。
乗車のとき、スタッフの方が左右に並んだ席を指定してくださったんです。通路をはさんで、左右に分かれて座る形でした。
そのときは何も考えていませんでした。でも実際に走り出してみると、餌やりで停車しているあいだ、子どもたちが左右へ自由に移動できるんです。右に動物が来たら右へ、左に来たら左へ。
最初にあの席を指定してくださったのは、そのためだったのかと、途中で気づきました。何気ない案内の中に、ちゃんと配慮が入っていたんですね。
ライオンバスで十分楽しめました
ナイトサファリには、いくつか種類のバスがあります。
ワイルドライドという網張りのバスがスリル満点で人気らしく、行く前は「そっちに乗れないのは残念かな」と気になっていました。ホテルのプランに含まれているのはライオンバスだったので。
当日、ワイルドライドに乗り込んでいる方たちもいて、確かに楽しそうでした。
でも結論としては、ライオンバスで全然OKでした。これだけ楽しめたので、まったく不満はありません。エサやりで動物が間近に来る迫力は、ライオンバスでも十分すぎるほど味わえます。
フリータイムはなくなりました
ひとつ、計画するうえでの注意点を。
ホテルのスタッフの方からは「ふれあいエリアやお土産を見る時間も少しありますよ」と聞いていました。
ところが実際は、ライオンバスが回るのに時間がかかって、10分ほどのフリータイムはなくなってしまったようです。
私たちはサファリバスの体験が濃かったので満足でしたが、お土産を買う予定がある方は、当てにしない方がいいかもしれません。
帰りのバスの、粋な計らい
最後にひとつ、嬉しかったことを。
帰りのバスが、サファリパークの看板がきれいに撮れる場所で一時停車してくれたんです。
「ここで写真が撮れますよ」という無言の配慮。ライオンの像が乗った、あの大きな看板です。突然停まるので、スマホを構えていないと撮り逃してしまうかもしれません。心づもりをしておくといいと思います。

▲帰りのバスが、この看板の前でそっと停まってくれました。
まとめ
那須のナイトサファリ、ポイントを整理します。
- ホテル前からバス → 駐車場でサファリバスに乗り換え。動線はシンプル
- エサ1,000円は必須。あるのとないのとで、動物との距離感がまるで違う
- 子ども1人につき1つ買うのがおすすめ
- 運転手さんが左右・前後どこでも見られるよう調整してくれる。地上スタッフとも連携
- ただし最後のゾウは右側のみだった(私が行ったときは)
- 座席は左右に並ぶ形が指定された。停車中に子どもが左右へ移動できるため
- ライオンバスで十分楽しめる。ワイルドライドに乗れなくても心配なし
- ふれあいエリアやお土産のフリータイムは、なくなることもある
- 帰りのバスが看板の前で一時停車してくれる。写真の準備を
「エサに1,000円か…」と迷っている方。買ってください。あの距離感は、他ではなかなか味わえません。
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- ナイトサファリ(この記事)
- NOZARU/KOZARU(親はリタイヤして撮影係に)
次は空中アスレチックNOZARUの話を書きます。それでは、よい旅を!
※情報は2026年時点のものです。料金・運行内容・コースは変わることがあるので、お出かけの際は必ず公式サイトでご確認ください。


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